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このページでは、はじめてMinecraftにModを入れる人や、小中学生とその保護者の方でもわかるように、
鉄道Mod「RealTrainMod(RTM)」の導入方法をわかりやすく、詳しく解説します。
また、RealTrainModの導入方法は他のMinecraftのModと同じなので、ほかのModをつかうときも同じように導入することができます。
Mod経験者やアドオン開発者など、より簡潔な導入方法が知りたい方や、より高度な情報が欲しい方は、以下のページをご覧ください。
RTMのインストール方法(Mod経験者向け)
RealTrainMod(RTM)は、Minecraftで電車や線路、信号機などを追加できる「Mod(モッド)」です。
好きな電車を運転したり、街や駅を作ったりして遊べます!
こんなことができるよ!
RealTrainMod(RTM)は、Minecraft Java Edition(主にパソコンでプレイするMinecraft)にのみ対応しています。
スマートフォンやゲーム機ではプレイできないので、注意してください。
過去には、スマートフォンやゲーム機でRealTrainModをプレイできることを謳ったアプリやツールが存在しましたが、
それらは実体のない詐欺なので、だまされないように気を付けてください。
RealTrainMod(RTM)の機能や特徴について、さらに詳しく知りたい人は、こちらのページをご覧ください。
RealTrainModとは
お子さまから「RTMのModを入れてほしい」と頼まれたとき、以下のような疑問や不安を感じるかもしれません。
ご安心ください。このページでは、パソコンがあまり得意でない方でも理解できるよう、できるだけやさしく、詳細に解説しています。
また、このWikiにはコメント機能があります。わからないことがあれば、ぜひコメントを残してください。私たちがサポートします。
Modとは、ゲームに新しい機能やアイテムを追加するための拡張ファイルのことです。
Minecraft Java Editionでは、Modを使うことでゲームの内容を大きく変えることができます。
Minecraftの公式ガイドラインでは、Minecraft Java Editionにおいて、Modを作ることが認められています。
つまり、Minecraft Java EditionのModと、その1つであるRealTrainMod(RTM)を使うことは完全に問題ない行為であり、安心して楽しむことができます。
もし、不安なことがある場合は、おうちの方にも確認してもらいましょう。
保護者の方へ
以下は、Minecraft Java Editionにおいて、完全に合法的かつ、いかなる種類の制約や規則にも違反せずに
Modを使用することができることを示すMinecraft公式文書です。
「お客様は、MOD を作成、使用または配信することができます。」
― 「Minecraft 利用ガイドライン」
「Minecraft:Java Edition をご購入いただいた場合は、修正、ツール、プラグイン (「MOD」と総称します) を追加するかたちで、ゲームをいじったり改造したりすることができます。」
― 「MINECRAFT 利用規約および エンド ユーザー使用許諾契約書」
Modは、MinecraftやMojang、Microsoftとは全く関係ない、非公式の存在です。
そのため、何が起きてもMinecraft公式からのサポートは受けられず、使う人は完全に自己責任で使う必要があります。
過去には、Modに感染するコンピュータウイルス「Fractureiser」によって、様々なデータが抜き取られる被害が発生しました。
MinecraftにModを入れるには、以下の準備が必要です。
※ スマホ版やSwitch版、Windowsストア版(Bedrock版)ではModは使えません。
どのプラットフォームを遊んでいるか、事前に確認しましょう。
Minecraftには、大きく分けて、Java Editionと、統合版(Bedrock Edition)があります。
このうち、Modを作ったり使っていいのは、Java Editionだけです。
なので、RTMもJava Editionでしか使うことができません。
保護者の方へ
「パソコンで遊んでいるから、うちはJava Editionのはずだ」と判断する保護者の方がいらっしゃいますが、この判断は正しくない場合があります。
なぜならば、統合版の中にも、Windowsパソコン向けのもの(かつてWindows 10 Editionと呼ばれていたもの)があるからです。
この初心者向けページが必要なあなたは、確実に確認してください。
判別ポイント | Java Edition | 統合版(Bedrock Edition) |
---|---|---|
使用しているデバイス | Windows / Mac / Linux のパソコン | ゲーム機 / スマートフォン / タブレット / Windowsパソコン |
ランチャーの有無(Windowsの場合) | 「Minecraft Launcher」というアプリを起動してからゲームを始める | ランチャーは使わず、「Minecraft」という名前のアプリを直接起動 |
ランチャーの画面(Windowsの場合) | 黒い背景に緑の「プレイ」ボタン、イラストあり、「Minecraft Launcher」と表示 | ランチャーなし |
ゲームのロゴ表示 | 「MINECRAFT」の下に「JAVA EDITION」と表示(古いバージョンではMINECRAFTのみの場合も) | 「MINECRAFT」のみ表示 |
最初に起動するアプリ名(Windowsの場合) | 「Minecraft Launcher」 | 「Minecraft」 |
ゲーム画面の特徴 | PC向けの独自のメニュー画面 | ゲーム機やスマートフォンと似たメニュー画面。メニューに「マーケットプレイス(MarketPlace)」がある |
確実に判断できるポイント | 「JAVA EDITION」と表示あり | ・ゲーム機でプレイしている ・「Minecraft」という名前だけのアプリ ・マーケットプレイスがある |
Minecraft統合版のタイトル画面例
Minecraft Java Editionのタイトル画面例
Modを導入するには、「Java」という無料のソフトウエアが必要です。
Javaはプログラミング言語で、Minecraft Java Editionや、そのModをつくるときに使われています。
Modを導入するには、Javaで作られたアプリを動かすためのJava(Javaランタイム)をパソコンにインストールしている必要があります。
Minecraft Forge(フォージ)は、Modを読み込むための土台となるMod(Modローダー)です。
RealTrainMod(RTM)を始め多くのModは、Forgeの機能を利用してつくられているので、Forgeを入れている必要があります。
Java Editionをまだ買っていない人は、Minecraft公式サイトから購入できます。
Minecraft公式サイト
保護者の方へ
購入、インストールができたら、動作確認のために一度起動して遊んでみましょう。
統合版とは違う操作方法や、Minecraftの起動の仕方などに慣れておくとよいでしょう。
Minecraft Java Editionは、統合版ではできない何年も前のMinecraftを遊ぶことができたり、
エイプリルフールのジョークバージョンがあるなど、Modがなくとも十分楽しめるゲームです。
関連サイト:
多くの場合、パソコンにJavaがインストールされていないので、Javaをインストールする必要があります。
Java公式サイト
インストール手順
jre-8uXXX-windows-x64.exe
のようになります。(XXX
はバージョン番号の数字)インストールするJavaについて
この手順でインストールできるJavaは、Oracle版のJRE 8(Java Runtime Environment)になります。もし、あなたが商用目的での利用を考えている場合、Oracleから商用ライセンスを購入する必要がある場合があります。
それを望まない場合には、無償で商用利用ができる他のJavaをインストールしましょう。また、この後の解説も、Oracle JRE 8の使用を前提としています。
Forge公式ダウンロードページから、自分の使いたいバージョンのForgeのインストーラーをダウンロードします。
Forge公式サイト
RealTrainModは、主にMinecraft 1.7.10とMinecraft 1.12.2で遊ぶことができます。
他のバージョンもないわけではありませんが、修正されていない不具合(バグ)がある、機能が更新されない(古い)などの問題があるので、オススメできません。
バージョン別のForgeのダウンロードページ
インストール手順
forge-XXX-installer.jar
をダブルクリックで起動する(XXX
はバージョン番号の数字)
AdFoc.usのサイト まだダウンロードができない状態の例
AdFoc.usのサイト ダウンロードが可能になった状態の例
注意
ダウンロードページには、たくさんの広告があります。
絶対に触れないでください。
- Forgeのサイトの上下左右にある、「ADVERTISEMENT」と書かれた枠にある内容は、すべて広告です。
- AdFoc.usのページの一番上の黒いバー以外はすべて広告です。
- 中には「ダウンロード」「Download」などと記載されているボタンが配置された詐欺的な広告が存在するので、注意してください。
- これらはインターネットに慣れていないユーザーを標的にした悪意ある広告である場合があるので、絶対に触れてはいけません。
- 触れた場合、ワンクリック詐欺やフィッシング詐欺などの悪意あるサイトに移動させられる可能性があります。
- スマートフォンなどでは、画面をスクロールしようと少し触れただけでも広告が反応するように悪意あるプログラムが組まれている場合があります。
- もしこれらの広告によって、変なサイトに移動させられた場合、直ちにタブを閉じてください。
- 最新版のMozilla FirefoxやGoogle Chrome、Microsoft Edgeなどのブラウザを使用している限り、
サイトを閲覧しただけで重要な情報が抜き取られたり、会員登録されたり、コンピューターウイルスが見つかったり、
Windowsの問題が見つかることは基本的にありません。
そのような表示は、すべてあなたを焦らせ、何か情報を入力させるためのハッタリです。- 焦って何かをクリックしたり、入力したらその分のデータが送信される可能性があるので、何も触らずにすぐに閉じることが肝要です。
- こちらが何もしなければ、相手も何もわからないので、何もせず閉じてください。
Windowsのパソコンの場合、Forgeのインストーラーをダブルクリックしても起動しない場合があります。
これは、Windowsが、そのファイルをJavaを使って開くというということがわかっていないからです。
これを解決するには、はっきりとJavaをつかって開くことを指示する必要があります。
WindowsでForgeのインストーラーが起動しない場合の表示の例
(画像は拡張子が.unknownextension
のファイルを開いた場合)
まず、正しくJavaがインストールされていることを確認する必要があります。
手順
検索欄に「java」と入力し、「Javaについて」というアプリが表示されている例
「アプリ」の項目にも「Javaについて」がない場合、Javaがインストールされていない可能性がある。
「Javaについて」の内容の例 バージョン8の更新431がインストールされていることがわかる
Javaが正しくインストールされていた場合は、次の手順に従ってForgeを起動してください。
手順
java -jar
- 入力する文字は、全て半角文字である必要があります。
- 半角文字で入力するときは、画面右下のIMEの表示が「あ」や「カ」「_カ」などではなく、「A」になっている必要があります。
- なっていない場合には、「半角/全角」キーを数回押して、「A」になるようにしてから入力してください。
java
と-jar
の間に一回スペースキーを押し、空白文字を入力する必要があります。-jar
の後にも、一回スペースキーを押し、空白文字を入力する必要があります。
C:\Users\[あなたのWindowsユーザー名]>java -jar "C:\Users\[あなたのWindowsユーザー名]\Downloads\forge-[あなたのダウンロードしたForgeのバージョン名]-installer.jar"
コマンドプロンプトの入力例
もし、7.で実行するコマンドが不安な場合は、以下に内容を説明するので、大丈夫なコマンドであることを確認してください。
C:\Users\[あなたのWindowsユーザー名]>
: の部分は、黒い画面が開かれている場所(カレントディレクトリ)を表しています。java
: この部分では、Windowsに対して、java
コマンドを使い、Javaを起動することを命令しています。-jar "C:\Users\[あなたのWindowsユーザー名]\Downloads\forge-[あなたのダウンロードしたForgeのバージョン名]-installer.jar"
-jar
オプションを使い、それ以降で指定したファイルを実行することを命令しています。実際にModをダウンロードする前に、RTMのバージョンについて知っておく必要があります。
これをちゃんと確認しないと、後から困る場合があるので、しっかり確認するようにしましょう。
2度めになりますが、RealTrainModは、主にMinecraft 1.7.10とMinecraft 1.12.2で遊ぶことができます。
他のバージョンもないわけではありませんが、修正されていない不具合(バグ)がある、機能が更新されない(古い)などの問題があるので、オススメできません。
RealTrainModのバージョンの世代には、大きく分けて2つがあります。
ですが、後述する非公式バージョンがあるので、あまり深く考える必要はありません。
他の使いたいModなども勘案しながら決めましょう。
現在、RTMの開発は不定期に行われているため、リアルタイムのアップデートや不具合修正が行われていません。
そのため、特に利用者の多い1.7.10と1.12.2のRTMには、ユーザーによって開発されたいくつかの非公式バージョンがあります。
中でも、KaizPatchXとfixRTMは特にユーザーが多く、これらの機能を必須とするアドオンもあるため、これらの使用をオススメします。
Minecraft 1.7.10に対応する、RTM1をベースにした非公式のRealTrainModです。
RTMのほか、NGTLibとMCTEを内包しており、公式のRTMを置き換えて使用します。
不具合修正やRTM2の機能が多数移植されているほか、独自の追加機能もあるため、公式バージョンではなくこちらの使用をオススメします。
Minecraft 1.12.2とそのRTMに対応した不具合修正Modです。
公式のRTMに加え、こちらも導入することで、RTM2の不安定な動作が改善します。
1.12.2対応版の純正RealTrainModの不具合を多数修正するため、こちらの使用をオススメします。
NGTLibは、RealTrainModの前提Modです。
NGTLibをRealTrainModと同時に導入することで、初めてRTMが動作します。
前提Modと言っても、特に難しいことはなく、一緒に導入するだけでよいので簡単です。
src1.7.10_20200822+KaizPatchX-[バージョン名].jar
」をクリックしてダウンロード
CurseForgeのダウンロードページの例
中央付近にある方の「Download」をクリックする必要がある
ダウンロードしたModのファイルを、mods
フォルダに入れることで、Modを導入することができます。
パソコン初心者でもわかるように、手順を詳しく解説するので、間違えないように確認しながら、一つずつやってみてください。
むずかしいところがあったら、おうちの方と一緒にやってみましょう。
保護者の方へ
MinecraftのModの導入は、パソコンの操作の極めて実践的な練習になります。
ゲームだからと忌避するのではなく、お子さんの成長のきっかけだと捉え、応援してあげてください。
まず、RTMのセーブデータや、いろいろな設定、Modやリソースパックを保存する場所(ゲームディレクトリ)を作ります。
Minecraftをインストールしたままの状態だと、このゲームディレクトリが全部同じものになっています。
ゲームディレクトリを、使っているバージョンやModごとに分けておかないと、他のModで遊んでいるワールドを開いてしまって、
データが壊れたり、使わないModが混ざってしまって、ゲームが重くなったりします。
Modをやっていると、ゲームディレクトリをたくさん作ることになります。
そんな時に全部のゲームディレクトリを1つの場所にまとめておけば、後からわかりやすくすることができます。
作る場所はどこでもよいですが、デスクトップなど、わかりやすい場所が良いです。
ここでは、デスクトップに「Minecraft
」というフォルダを作ることにします。
右クリックメニューを使用してフォルダーを作成する例
文字の周りが青くなっている状態
この状態でキーボードを操作し、文字を入力する必要がある
実際にデータを入れるゲームディレクトリを作ります。
先ほど作ったフォルダの中に、さらにフォルダを作り、他のゲームディレクトリと区別できる名前を付けます
ここでは、Minecraft 1.7.10のプレイを想定し、「1.7.10 RTM
」というフォルダを作ることにします。
1.7.10 RTM
に変更するここまでできたら、後のために一旦そのままにしておきます。
現時点では、ファイルパスは以下のようになっているはずです。
C:\Users\[あなたのWindowsユーザー名]\Desktop\Minecraft\1.7.10 RTM
1.7.10 RTM
フォルダの内容
ゲームディレクトリを作ることはできたので、次はそれを使う起動構成を作成します。
起動構成というのは、Minecraftを起動するときに使う設定をまとめたもので、起動するMinecraftのバージョンや、
Minecraftで使うデータ、起動の設定などの情報が含まれます。
Minecraft Java Editionでは、この起動構成をたくさん作成し、選んで起動することで、
いろいろなバージョンのMinecraftやModのプレイ環境を使い分けます。
手順
1.7.10
, 1.12.2
など)release 1.7.10-Forge10.13.4.1614-1.7.10
, release 1.12.2-forge-14.23.5.2859
など)Minecraft
」フォルダを開き、「1.7.10 RTM
」を1回クリックして選択C:\Users\[あなたのWindowsユーザー名]\Desktop\Minecraft\1.7.10 RTM
と入力できればOKこれで、RTM用のゲームディレクトリと、ForgeバージョンのMinecraftを指定した起動構成が作成できました。
「起動構成」タブの開き方の図示
手順の3と4に相当
新規作成ボタンの図示
手順の5に相当
バージョンの入力中の例
途中まで入力すると候補が表示されるので、目当てのバージョンを選択する
手順の8に相当
「パスのコピー」をクリックする例
手順の12に相当
ゲームディレクトリの入力欄を右クリックし、「Paste」をクリックする例
手順の15に相当
ゲームディレクトリの内容から「"」の文字を取り除き、指定が終了した例
手順の16に相当
作成した起動構成でMinecraftを起動し、問題がないか確認します。
これで、問題なく起動構成が作成され、プレイできることが確認できました。
Minecraft
」フォルダを開き、「1.7.10 RTM
」をダブルクリックして開くおめでとうございます!RTMの導入はこれで終了です!
自由に線路を引いたり電車を走らせて遊ぼう!
このWikiには、コメント機能があります。
画面の一番下に入力欄があるので、名前、メールアドレス、内容を入力して送信してください。
分かる人が対応してくれます。
このModは、子どもたちが鉄道や都市づくりに興味を持つきっかけにもなります。
ですが、Modの導入にはパソコンの操作やファイルの管理など、少し専門的な知識が必要です。
安心して導入できるよう、以下の点に注意しましょう:
RealTrainModは、Minecraftで本格的な鉄道体験ができるすごいModです!
初めてのMod導入でも、このページを見ながら手順通りに進めれば大丈夫。
分からないところがあれば、ぜひまわりの人と一緒にやってみましょう!
楽しい鉄道ライフをMinecraftで!