RealTrainMod(RTM)とよく併用されているModについて解説します。
RealTrainModはMinecraftバージョン1.7.10や1.12.2に対応していますが、これらは非常に古いバージョンであり、対応するModについての情報は不足しています。そこで、多くのRealTrainModサーバーで採用されていると考えられる、代表的なModをここで紹介します。
RealTrainModの機能を拡充したり、不具合を修正するなど、RealTrainModに直接関連しているModについては、このページではなく、RealTrainMod拡張Mod解説 のページで解説しています。
Ha10gen’s BuildingMaterial Mod、通称「H10BM」は、ha10gen氏によって開発された、建材追加Modです。
RealTrainModユーザーによって開発されているため、RealTrainModと相性の良い建材を多数収録しています。
また、後述するMinatocc_Addblocksのバックポートも含んでおり、こちらで追加されたブロックも収録されています。
ホームページ:https://sites.google.com/view/h10bm/top
MC Terrain Editor、通称「MCTE」は、ngt5479氏によって開発された、地形編集Modです。
RealTrainModの開発者によって開発されているため、他の地形編集Modでは困難な、RealTrainModの線路やModで追加された特殊なブロックなどを多くの場合正常に操作することができます。
ブロックの埋め立てや置き換え、コピーアンドペーストのような基本的な機能のほかに、ミニチュアブロックや、.ngto
形式でのブロックデーターのインポート、エクスポートなど多岐にわたる機能を有しています。
ミニチュアブロックは、複数のブロックを一つの「ミニチュア」として扱うことができるようになる機能で、防具として身に着けることができるほか、実体のない見た目だけのブロックとしてワールドに配置することもできます。
これには、拡大縮小や、回転、移動などの様々な動作を設定することができ、様々な使い方のできる機能と言えるでしょう。
また、ブロックデータのインポート、エクスポート機能を活用し、「建物パック」と呼ばれる多数の建築物が含まれた作品が配布されています。
これは主に.ngto
データを含む配布物であり、.ngto
データをMCTEを使用してワールドに配置することで、住居や商店などの様々な建物を一瞬で建設することができるため、RealTrainModでの作品制作に頻繁に使用されています。
0バグについて
MCTEには、通称「0バグ」と呼ばれる致命的な悪影響を及ぼす不具合が存在することが知られています。
これは、MCTEを使用してブロックの埋め立てや置き換えなどを行う際、選択した範囲の始点と終点の2点の内の片方がワールド原点(0,0,0)に移動してしまう不具合であり、結果としてワールドの大部分が単一のブロックで埋め尽くされてしまいます。MCTEにはWorldEditの
//undo
や//redo
に対応するような操作の「取り消し」や「やり直し」を行う機能がないため、ワールドデータのバックアップからの復元以外の方法はありません。Minecraft 1.12.2や、KaizPatchXのMCTEでは、この不具合が修正されているとされていますが、サーバーとクライアント間のラグが大きい場合に、依然として類似の現象が発生することが報告されています。ラグを感じる際には、MCTEの使用を控える、こまめにワールドのバックアップをとるなどして、対策をする必要があります。
参考画像:ブロックを削除する際に0バグが発生し、計4800チャンクの地面が消滅した。
CurseForge:https://www.curseforge.com/minecraft/mc-mods/mc-terrain-editor
Minatocc_Addblocksは、meitetsu600V氏によって開発された、建材追加Modです。
RealTrainModユーザーによって開発されているため、RealTrainModと相性の良い建材を多数収録しています。
ホームページ:https://minatocc.com/archives/1920